第53回上方漫才大賞の「奨励賞」「新人賞」のノミネートが13日、大阪市北区のカンテレ(関西テレビ)敷地内で発表され、4月から東京に拠点を移す「かまいたち」が奨励賞候補に入った。山内健司(37)浜家隆一(34)は「上方でおもろいやつ」の称号を得ての進出を誓った。

 「上方漫才大賞」は、上方漫才界の頂点とされ、奨励賞はその次点。浜家は「4月から東京に行くことになったので、上方漫才大賞の新人賞はいただいたこともあるので、その上の賞は格式も高いと思いますが、奨励賞、先々には大賞もとって、『上方のおもろいやつが東京に来た』と思ってもらえるようにしたい」。なみなみならぬ決意を口にした。

 まじめな浜家に対し、山内は、ライバルを問われると「にゃんこスターです!」と即答。昨年の「キングオブコント」で優勝しながら、話題をさらわれた一件をネタに笑わせた。

 奨励賞のほかのノミネートは、アインシュタイン、ジャルジャル、なすなかにし、和牛で、全5組。松竹芸能から唯一、候補にあがった「なすなかにし」は「僕らは賞とったら、永久にご飯食べていける。どうか、人助けのつもりで。よろしくお願いします」と、ジョークをまじえて、意気込みを語った。

 また、新人賞のノミネートはアルミカン、ネイビーズアフロ、祇園、マルセイユ、見取り図、霜降り明星、さや香(ネタ順)。

 奨励賞、新人賞は4月7日午後3時から、カンテレの生放送内でネタを演じ、賞が決まる。最高位の大賞受賞者は同日、発表される。