関西の「マンモス級スター」を発掘するプロジェクトから結成された男女15人グループ「Re:Complex」が、デビュー曲「One and only」発売日の21日、大阪・アメリカ村で、デビュー記念ライブを行った。

 雨中のアメ村に、500人が集まり、グループのキャプテン長沢翼(24)は「1期オーディションで落ちて、2期でリベンジできて(デビュー選抜に)入れて、今日、やっとアーティストとしてスタートを切れた」と感慨深げに話した。

 女性キャプテンで、15人最年長の森下真帆(25)も「メジャーデビューを夢見て、ここまで頑張ってきて、このメンバーで今日を迎えることができて、感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔で振り返った。

 メンバーの中には昨年、今オーディションを受けるまで、宝塚歌劇団入りを目指して、バレエ、声楽のレッスンに励んでいた南埜巴那(みなみの・はな=16)もおり、南埜は「もう『Re:Complex』に賭けると決めました」。

 南埜は、クラシックバレエ歴が11年。「ずっと宝塚歌劇団しか知らなくて、学校で友達の話題についていけなかったぐらい。歌もクラシックだけしかやってなくて」と言い、現在の劇団の“顔”の1人、花組トップ明日海(あすみ)りおにあこがれていたという。

 今年の宝塚音楽学校受験も頭の片隅にはあったようだが、仲間とデビューに向けてレッスンを重ねることで、気持ちは固まり「世界を目指して、15人で駆け抜けたい」と話した。

 森下は、当面の目標を「歌番組、ミュージックステーションに出ること」だといい、キャプテン長沢は「年末の紅白歌合戦にも出たい」。将来的には「日本ではドームツアーをさせてもらえるぐらいになりたいし、もっと先にはワールドツアーとか、世界を回れるようなグループになりたい」と夢を広げている。

 またこの日、FM OH!で、初の冠番組「Re:Complex KICK OFF 15」(月曜午後7時=4月2日スタート)が決まったことも発表された。