エッセイストでタレントの阿川佐和子(72)、タレントのカンニング竹山(55)が、19日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。ゲストの小泉進次郎防衛相(45)と、日本の武器輸出が事実上可能となった政策転換について議論した。
番組では、高市政権の閣議決定で、武器輸出が可能になったことで、日本が豪州と新型護衛艦を共同開発し、事実上の護衛艦輸出となることを議論。進次郎氏は、日本製の護衛艦が豪州で高い評価を受けたと説明し「防衛装備移転というと、武器を外に売るのか、と、一定の方の批判や攻撃はあります。だけど現実は、地域全体で日本と同じものを持って、同志国、仲間を増やして、いざという時、助けて、助けられて、この連携する網の目を広げていくような、連携の網を今作っている、ということもご理解いただきたい」と意図を説明した。
これに対し竹山は「それをどうやって広げていくんですか。武器輸出って、反対っていう人もいるじゃないですか。具体的に聞くと、そういうことか、ということがあったりするんだけど、その話まで、我々のところにあまり来てないような気がする」と疑問。進次郎氏は「それはまず、話を持ってくるのは私に来ますから。各国の防衛大臣と会った時に話になるのはお互いのそういったニーズです」と、機密性が高い内容も含まれていることを示唆した。
元AERA編集長のジャーナリスト浜田敬子氏からは「もちろん先ほどの護衛艦の話はあると思うんですけど、一方で殺傷能力のある武器輸出に対しての国民の抵抗感は世論調査でもある。ここを国会で議論せずに閣議決定で変えてしまった。ここがもう少し、議論の仕方に疑問を持っている」と指摘された。進次郎氏は「これは国会で、この話は今まで何十問も質問を受けてます。説明がない、というのはあり得ません。この防衛大臣の立場で、議会の中でこれだけ質問を受けているという大臣も、世界の中でそうはいないと思います」と主張した。
これに対し阿川は「メディアの中で伝えてないだけ、ということですか」と質問。進次郎氏は「メディアの皆さんも…例えば『TVタックル』で、朝日系で、うちの警備も今まで以上に警戒するぐらいの場にも…」と、SPに緊張感があったことを明かし、笑いを誘った。進次郎氏は「アウェイじゃないですけど、こういう場にも、まさに出てきて、一番、朝日の皆さんが好きそうなトピックじゃないですか。こういうところで、説明させていただく、ということもですね、やっぱり日本は民主主義だから」と表情を緩めつつも熱弁した。阿川が「敵陣に入って」と相づちを打つと、進次郎氏は主に浜田氏を向きながら「ちゃんと説明するわけですよ。ここは、もちろんいろんな意見はあると思います。ただ、ご理解いただきたいのは、日本が自衛隊を運用する中で、国産で全部やれていない。我々すでに今、海外から買っている。そのほとんどがアメリカです。もしも日本が、他の国から求められて『いやいや、我々は自衛隊が必要なものは海外から買いますけど、我々は求められても出しません』。それで本当に、万が一の時に助けてくれますか? そして『我々が求められても出しません』となったら、間違いなく他に出てくる国があるんですよ。それが現実です」と持論を展開した。



