ダウンタウンの松本人志(54)が、デーモン閣下をめぐる肖像の無断使用問題について自身の見解を示した。

 デーモン閣下は15日のブログで、2月28日に放送されたNHK Eテレ「ねこねこ日本史」の第64話「破天荒シンガー、高杉晋作!~破天荒度MAX編~」に登場したキャラクター「デーモン風高杉」について、「吾輩の肖像が吾輩に何のことわりもなく使用されているようだ。『デーモン風高杉』という名だが、『風』ではなく『吾輩』そのものであり、高杉の要素はむしろみじんも感じられない。デザイン上『偶然』とか『たまたま』似てしまったではなく、名前も含めて明らかに【吾輩の姿の無断使用】である」と指摘。「不快である。心身の損害を被っている」とし、同局に対し「誠実な対応を求む」と呼びかけた。

 25日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」はこの問題を取り上げた。俳優で歌手の武田鉄矢は自身が演じた「金八先生」に似せたキャラクターがさまざまな場面で使われていることに触れたが、特に気にしてはいないという。「肖像権とか文章の権利とか歌の権利とか、あれ言い始めるとキリがなくて、話が暗くなるから嫌い」と述べ、「デーモン閣下も明るく怒ってるんじゃないかな」と推察した。

 松本は「『あつかわれる側のタレントは広い心でオーケーにしてるんですよ』というのを、作り手側がちょっと意識してくれたらいいなっていう問題なんですよ。一言『すみません』ってあればたぶん全然いいのに、当たり前みたいにやられてあいさつも何もなく、なんやったら『オイシイでしょ?』っていう感じがあると、それはやっぱりちょっとイラッとするかな。そういう輩のスタッフもいますしね」と語った。