山田洋次監督(86)が1日、宮崎県日向市の文化交流センターで、新作映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3」(5月25日公開)の特別先行上映会に出席した。

 日向市での上映会は今年で25年目で、新作ができるたびに上映会を行ってきた。映画館のない同市だが、地元の有志が山田作品を市民に見てもらいたいという思いで続け、熱い思いに山田監督も応えてきた。

 上映終了後、約1000人の観客から大きな拍手を受け、山田監督「こういう映画会を持ちえるのは、日本の映画界にはないこと。僕は幸運なんだと思います。皆さんの顔を見ると、次の作品でまたお会いしたいという思いに駆り立てられます」と話した。

 同市での上映会は、東京から上映設備を運びこみ、フィルム上映を行っている。山田監督は「どんな一流の劇場も負けない設備で見ていただける。全国でいってもNO・1の上映会です。僕にとっても大きな喜びです」。

 3世代が暮らす平田家を舞台にしたシリーズ3作目は、長男の妻が家出したことで起こる騒動、人間ドラマを描いた。