「火垂るの墓」などで知られる世界的なアニメ映画監督の高畑勲さんが肺がんのため、82歳で亡くなったことを受け、6日、漫才師西川のりお(66)がコメントを発表した。

 のりおは、高畑さんが監督を務めたアニメ「じゃりン子チエ」で、主人公チエの父、竹本テツの声を演じており、「高畑監督は私のライフワークを作った方でした」と感謝した。

 のりおは「いまだに周りの方々から『じゃりん子チエ』の『テツ』と言われます。本当に漫才以外の西川のりおを作った方で、私の人生ナンバーワンの当たり役で、いまだに皆に語り継がれるものを作った方」と言い、その人柄には「実際にはニコッと笑いながらやさしくて、厳しい人でした」と、しのんだ。

 高畑監督を「さまざまな作品を生み出した方ですが、私にとっては『じゃりん子チエ』の『テツ』を作った方です。人生ナンバーワンの当たり役をくださってありがとうございます。お悔やみ申し上げます」といたんでいた。