秋元康氏プロデュースの坂道シリーズ第3弾アイドルユニット「吉本坂46」の第2次オーディション合格発表が1日、東京・新宿区の吉本興業東京本部で行われ、村上ショージ(62)ぬゅぬゅゅゆゅゅゅゅゅ(28=バターぬりえから改名、以降は「ぬゅぬ」)親子ら、173人の名前が発表された。

 吉本所属の約6000人のタレントを対象にした第1次オーディションには1747人が応募をして751人が合格。第2次オーディションでは、吉本社員審査員による面談形式の審査が行われ、合格者がこの日、発表された。

 「接戦の末、受かりました」とあいさつをした村上の隣で、ぬゅぬは「受かる思た」と余裕の表情。「ライバルですから。この世界は平和主義ちゃうから」と厳しい父に対し、ぬゅぬは「アドバイス? もろたことない」。村上が「しょせん、すべり芸の芸人に教わりたくないらしい」と嘆くと、「こわいもん!」と親子漫才のようなトークでイベントを盛り上げた。

 いよいよ次は第3次オーディションだ。「自分CM」をテーマに、15秒の自己PR動画を制作する。村上は早くも選抜された後のことを心配していた。「今年で63歳になるのに、フォーメーションを覚えられるかな? あばらや背骨も悪いのに…。激しいダンスもできない」と悩みを明かした。

 不合格だったレイザーラモンHG(42)は「親子やコンビで受かっている人がいるのに、自分たちはコンビでダメだった」と嘆き節全開だった。

 主な合格者は2丁拳銃の川谷修士、くまだまさし、レギュラーの松本康太、スパイクの松浦志穂・小川暖奈ら。

 吉本坂46は結成後、東京ドーム公演やNHK紅白歌合戦出場を本気で目指すことを目標に掲げている。