司会者で歌手の大沼啓延（おおぬま・ひろのぶ）さんが９日午前１時１４分、肺炎のため、都内の病院で亡くなった。６８歳だった。

　４月２８日に体調を崩して入院。療養中に肺炎を発症した。大沼さんは静岡市に生まれ、明大を卒業。７４年にＴＢＳ映画社（現ＴＢＳビジョン）に入社し、８２年からＴＢＳ系「朝のホットライン」のスポーツキャスターを９年間担当。９０年に独立し、９７～９９年にテレビ朝日系「スーパーモーニング」のメインキャスターを務めた。０４年１０月から静岡朝日テレビ「とびっきり！しずおか」のメインキャスターを担当し、先月２７日まで番組に出演していた。

　歌手としては、０７年に「夢語る街静岡」でＣＤデビュー。通夜・葬儀の日程は未定。