音楽事業大手のエイベックスは11日、東京・港区の本社で「2018年3月期」の決算説明会を行った。

 10日に創業者の松浦勝人社長(53)が6月22日付で会長になり、黒岩克巳グループ執行役員(46)が社長に昇格し、林真司取締役COO(53)が代表取締役CFOになると発表したばかり。

 松浦社長は今回の人事の狙いについて「30周年を迎えたエイベックスが、ゼロからやり直すという覚悟。自分は最も得意としているものを展開していく。プロデューサーとして、よりクリエーティブな方向に戻って、新しいアーティストの開発などを行いたい」と意気込みを語った。

 松浦氏は、音楽プロデューサーとして浜崎あゆみらを手掛けてきた実績がある。「安室奈美恵も小室哲哉も引退で、平成時代も終わる」と時代の区切りを迎えていることを示し、「これから新規事業に力を注いでいく」と説明した。