16日に急性心不全のため63歳で死去した歌手西城秀樹さんの通夜が25日午後6時から、東京・港区の青山葬儀所で営まれ、「新ご三家」の盟友・郷ひろみ(62)が悼んだ。

 野口五郎(62)と並んで焼香を終えた郷は取材に応じ「残念ですね…。早すぎます。残された子どもたちを見て余計に…」と涙ぐんだ。新ご三家の“三男”だった郷にとって、西城さんは大切な兄で、「ワイルドで、自分にはない精神性があった」という兄だった。「僕が16歳でデビューしたときから一緒で、たくさんずっと同じに生きてきた。余計にポッカリと大きな穴が開いてしまった」。

 最後に会ったのは2年前。「週刊新潮」で新ご三家で座談会を行ったときだったという。この日の会場には、その時のスリーショットのボードも置かれていた。郷は「まさかこうなるとは思わなかったので…。みんなそれぞれファンの人に支えられていて、これからも歌い続けていこうと話しました」。会場で並んだ野口とは軽く会話を交わしたといい「本当に残念だと。毎日泣いていると言っていました」と明かし「一生懸命生きたと思う。心から、安らかに眠ってほしい」と悼んだ。