フジテレビ系月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)の4日第9回の平均視聴率が9・5%(関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 初回は9・4%、第2回は7・7%、第3回は9・1%、第4回は9・2%、第5回は9・3%、第6回は8・2%、第7回は8・9%、第8回は8・3%で、最高記録を更新した。

 長沢まさみ(31)演じるコンフィデンスウーマン(信用詐欺師)が、東出昌大(30)小日向文世(64)らが演じる詐欺師とチームを組み、欲望にまみれた悪人たちから大金をだまし取る姿を描く。同局看板ドラマ枠「月9(ゲツク)」に主演するのは、07年「プロポーズ大作戦」以来11年ぶり。今回はキャビンアテンダントや秘書、海外の大物女優など、さまざまな職業の女性に扮(ふん)する。

 第9話のゲストは小池徹平。人気アプリ「モスモス」の開発によって、億万長者となった若きIT社長・桂公彦を演じた。桂は、大のスポーツ好きのようで、野球やサッカーなど、これまでさまざまなプロスポーツクラブを買収してきた。しかし、高額年俸選手の解雇や、コーチ陣の入れ替えなどを独断で行い、その横暴な現場介入ぶりからチームやファンとの衝突が絶えない。また、所属選手に対して、「お前ら、俺の持ち物なんだよ」などの暴言を吐くことでも有名で、チームが崩壊し、立て直しが困難になると放り出すことを繰り返している。今回は、ダー子(長沢まさみ)たちの仲間・ちょび髭(瀧川英次)が、応援していたチームを桂にボロボロにされたと、ダー子たちに怒り混じりに訴え、彼らは桂をターゲットに定める。

 最近、桂は卓球バーが行きつけという情報をつかんだダー子は、彼が次に目を付けるのはプロ化目前の卓球だと推測。ダー子は、鴨井ミワ(平野美宇)が所属する強豪卓球チーム・東京ジェッツが、さらに強力な中国人選手の招聘に成功したというプランを思いつき、自らは元・中国ナショナルチームの楊珊珊、ボクちゃん(東出昌大)は張彬彬に扮(ふん)し、桂に買収話を売り込む。しかし、なぜか桂は、この話には乗ってこない。情報収集を続けていた五十嵐(小手伸也)によれば、どうやら桂はプロバスケットボールチームを狙っているとのこと。そこでダー子は、ホームレス同様の生活を送っていた元日本代表候補の半原敦(和田聰宏)や、街中で見つけた外国人らを巻き込み、架空のバスケチーム「熱海チーターズ」を結成する。

 9話には多くのゲストが出演した。卓球の平野美宇はドラマ初出演、演技初挑戦となった。また、長沢は、ドラマ内でラップを披露した。