故マイケル・ジャクソンさんが2009年に急逝して以来、総額13億ドル(約1430億円)を超える収入があったと報じられている。
米情報サイトRadarOnlineによると、死亡当時は5億ドル(約550億円)の借金を抱えていたマイケルさんだが、それから9年が経過した現在、会計士や弁護士らの尽力で資産が増大し、2016年には7億9000万ドル(約869億円)の年収があったという。
同サイトは、遺産管理人がロサンゼルスの裁判所に提出した書類を入手。これによると、マイケルさんの現在の資産状況は良好で、長男プリンス・マイケル(21)、長女パリス・ジャクソン(20)、次男ブランケット(16)ら3人の子供たち、そしてマイケルさんの母キャサリンさん(88)も、その恩恵を受けているという。
遺産管理人は、マイケルさんの未発表曲のリリース、ライセンス契約、マイケルさんをテーマにしたラスベガスでのショーなどで、資産を増大させたと同サイトは報じている。
しかし、遺産管理人が今もなお、裁判で係争中のさまざまな問題が残っており、来年にはマイケルさんの死後10周年を迎えるものの、全面解決の見込みは立っていないという。
それまでは、3人の子供たちや母キャサリンさんも、多額の資産にアクセスすることはできない状態だ。このため、子供たちとキャサリンさんは裁判費用などで、遺産管理人からそれぞれ25万ドル(約2750万円)ずつ借りる必要があったとの記録も残っているという。(ニューヨーク=鹿目直子)