俳優桐谷健太(38)が11日、都内で、NHKBSプレミアムの紀行番組「桐谷健太 熱帯の氷河キリマンジャロに挑む」(30日午後9時)の会見に出席した。桐谷は標高5895メートルのキリマンジャロに登頂した。

 桐谷は「たくさんの人に支えられて頂上まで行くことができた。1人で登山している人がいるけど、僕は1人じゃできない。みんなが苦しい中、頑張っている顔やバカ話をして笑ったりすることが恐怖感をぬぐい去ってくれた。仲間の大切さが分かった」と語った。

 また、「1週間かけて登る山は初めて。頂上のことばかり考えていたら着かない。1日の1歩1歩を楽しみ、一生懸命やると、いつかは頂上に着く。自分の人生にとっても哲学になった。こういう経験は男としても役者としての存在感も変わってくると思う。これからもたくさんの経験をして、経験フェチでいたい」と語った。

 NHKからは、帰国後すぐ、次は南極にとオファーがあったというが仕事の都合で実現しなかった。仕事がなければ南極に行くか、という取材陣の問いに、桐谷は「どうですかね。エスカレートしていく懸念はあります。でも、自分がでっかくなれば対応できるのかなという思いもあします」と語った。