お笑いタレントたむらけんじ(45)が20日、出身地の大阪府阪南市で会見し、この日予定していた「ふるさと大使就任記念式典」を急きょ、延期することを発表した。被災地の状況を考慮して延期を決めたたむけんは会見後、報道陣の取材に応じ、サッカーW杯(ワールドカップ)ロシア大会、コロンビア戦での日本の初戦勝利についてコメントした。

 神戸市出身のMF香川真司が先制点を決め、摂津市出身のMF本田圭佑が決勝点をアシストした。「関西出身の選手の活躍もあり、すごく力になりました。ああいう形で盛り上がるのはよかったです」。被災地への勇気となる勝利を喜んだ。

 西野朗監督がガンバ大阪で監督を務めているとき、MCを務める関西ローカル番組で何度もインタビューした。「G大阪の監督のときはすごくピリッとした雰囲気があった」と振り返り、日本サッカー協会の技術委員長に就任してからは「スタジアムでお会いしたら『おお、ひさしぶりやな』と声をかけていただいた。でも、昨日、テレビを見ていたら、ピリピリっとした西野監督だった」と話した。被災地へは「何か僕らができることがあれば」と支援を約束した。