NHK木田幸紀放送総局長が20日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、19日に放送されたサッカーW杯日本対コロンビアの平均視聴率が前半42・8%、後半が48・7%だったことを明らかにした。最高視聴率は、日本の勝利が決まった午後10時52分、同53分の55・4%だった。

 高視聴率を「驚異的な数字」とした木田総局長は「心ひそかに心待ちにしていた」と笑顔。「先々週までは周りを見てもワールドカップの話をする人を見掛けなかった」と案じていたが、48・7%という盛り上がりに「開幕を待っている人がたくささんいるという実感を強くした。デバイスがたくさんある2018年の状況を考えると、テレビの力はあなどるべからずとつくづく感じる」とした。