女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の9日に放送された第85話の平均視聴率が22・6%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話と鈴愛が秋風塾を辞め新展開となった82話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)は、涼次(間宮祥太朗)が忘れ物していた詩のメモを返すと同時に「感動しました」と感想を述べた。100円ショップ大納言では運動会を間近に控え、鈴愛も大忙しで接客を行う。その鈴愛の接客する姿を見た涼次は鈴愛の左耳が聞こえないことを知った。また、漫画家楡野スズメが描いた「一瞬に咲け」のファンであることを明かした。すると鈴愛は自分が描いていたことや漫画家を辞め次回作が出ないことを伝えた。そして握手を求めた涼次に鈴愛は「描いててよかった。読んでくれてる人がいて」と涙ながら話すと、初めてファンとの握手を交わし、また涙した、という内容だった。