俳優福士誠治(35)が10日、都内で主演するBSジャパン連続ドラマ「極道めし」(14日スタート、土曜午後9時)の会見に出席した。

 囚人たちがその日のおかずをかけ、おいしいものの思い出話でトークバトルする異色のグルメドラマ。

 新人受刑者を演じる福士は、同じ雑居房のメンバーを演じる今野浩喜(39)徳井優(58)柳沢慎吾(56)小沢仁志(56)とともに、囚人服に丸刈り頭というドラマそのままの姿で登場した。

 会見は終始和気あいあいとした雰囲気で進んだ。チームワークの良さについて、福士は「撮影初日から芝居のテンションが高くて、すぐに仲良くなりました」。囚人同士でたたき合うようなシーンもあるが、「初日より、最近の方が(力が)強い」と笑った。

 小沢は息の合った演技を「練習しないけど、試合では連係プレーができる」とメジャーリーグのオールスター戦になぞらえ説明。柳沢に「サイレン鳴らないの?」とさりげなく持ちネタを要求すると、柳沢も「アア~!」と応じた。やりとりを笑顔で見つめていた福士だったが、「このメンバーで、よく頑張ってる!」と柳沢から労われれると「本番で笑わないようにするのが精いっぱいです」と苦笑した。

 ドラマ第1話のグルメとして、カツカレーが登場する。福士が「にんにくチューブを1本分入れて、2日間煮込む。これで男の胃袋をつかむカレーになります」とこだわりを語ると、小沢から「それを女に作らせてるのか!」と突っ込まれ、タジタジの表情だった。