タレントはるな愛(46)が、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(51)が子どもをつくらない性的少数者(LGBT)を「生産性がない」などと指摘したことに不快感を示した。

 はるなは31日、ラジオ文化放送の看板番組「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜午後1時)に火曜レギュラーとして出演。大竹まこと(69)が腰痛のため入院しており、代役でパーソナリティーを務めた吉田照美(67)とともに、杉田議員の見解について語り合った。

 ニューハーフタレントとして活躍し、実業家の顔も持つはるなは「なぜこんなことを言えるのか。人のことを人として見ていない発言。この人にとっては、どういうことが幸せなのか本当に気になってしまう」と厳しく批判した。

 吉田照美は「国会議員どころか人間としてどうなのって思う。人権の問題」と指摘した上で「(自民党から)何のとがめがない。普通なら『けしからん』という意見が出る」と、与党内から反発の声が上がらないことにも疑問を呈した。

 杉田議員は月刊誌「新潮45」に、LGBTのカップルへの行政支援について「彼ら彼女らは子どもをつくらない、つまり『生産性』がない」「支援の度が過ぎる」と寄稿して問題視されている。