カナダ出身の人気歌手セリーヌ・ディオン(50)が来年、17年間にわたり続けてきたラスベガスの「シーザーズ・パレス」での長期公演の幕を閉じることを発表した。最終公演は来月30日にスタートし、来年6月8日に終了予定という。

ディオンは、「最後の公演ということで、本当に複雑な心境です。ラスベガスは今や私の故郷となり、シーザーズ・パレスでの公演は人生の大きな位置を占めていました。素晴らしい経験であり、長年にわたり、ショーに来てくださったファンに感謝しています。この秋の公演は最後の最後まで、非常に特別なものに感じるでしょう」とコメントした。

ディオンは2003年に長期公演「A New Day」を開始以来、1089回のショーをこなしてきた。コンサート・プロモーターであるConcerts West/AEG Presents社のジョン・メグレンCEOも、「彼女は、ラスベガスのエンターテインメント業界の常識を変えた」とコメントした。

ディオンは20日、長期公演の終了を発表する前、新曲のレコーディングのためにスタジオに戻る自らの写真をインスタグラムに投稿し、「スタジオに戻ります。新しい曲をレコーディングするので興奮しています」とメッセージした。(ニューヨーク=鹿目直子)