近藤真彦(54)が1日、都内で、ジャニーズ事務所の後輩・滝沢秀明(36)が年内で芸能活動を引退し、ジャニーズJrの育成やプロデュース業に専念すると発表したことにエールを送り、全面的なバックアップを約束した。滝沢の発表後、初めて取材陣に思いを語った。

近藤は、滝沢からメールなどを通じて、思いをずっと聞いてきたという。だから今回の決断に「驚かなかった」とした。滝沢は先月12日、芸能活動を引退した後は、ジャニー喜多川社長(86)の持つ「イズム」の“後継者”として歩む意向を明かした。近藤はこの日、後輩からの信頼が厚く“小さなジャニーさん”と呼ばれてきた滝沢のことを「一番適しているポジションだと思います。ジャニーさんの信頼も厚い」と太鼓判を押した。

滝沢は毎年、タレントを100人以上集めるジャニー氏の誕生会の進行を仕切ってきた。近藤はその様子を「あいつは本当にすごい。周りが見えすぎているし、毎年キッチリ仕上げてくる」と感心しながら見ていたという。この日も、滝沢の目配りや気配りの見事さを「本当に細かくてマメな子です」と笑顔で絶賛した。

近藤は今まで同様、ジャニーズの長男格として、バックアップする思いも既に固めていた。「今はよい勢いできているけれど、今後、『ジャニーさんとは違うな』なんて言われることがあるかもしれない。そういう時にこそ、温かく力になりたい。思うようにいかない時は、タレント全員でバックアップしたい」。後輩の英断に、力強い全面支援を誓っていた。

この日、近藤は自身が率いる「KONDO Racing Team」の監督として、新たな2つの挑戦を行うことも発表した。1つは来年6月にドイツで開催される、世界一過酷とされる「ニュルブルクリンク24時間レース」へ参戦すること。「少なくても3年はやりたい。チャンピオンを目指す」。もう1つが、整備専門学校「日産自動車大学校」との合同プロジェクトで、従来よりも格上のレースに参加するという。【松本久】