A.B.C-Z河合郁人(31)、ふぉ~ゆ~辰巳雄大(32)が15日、大阪市内で、主演舞台「トリッパー遊園地」(4月3~7日、大阪・松竹座)の取材会に出席した。舞台単独主演は初となる河合は「いままで以上に軸をしっかりさせた自分を見せつつ、新しい一面もしっかりと見せていきたい」と意気込みを語った。

河合演じる主人公は、2019年に遊園地を経営する社長だが、ある日突然、太平洋戦争末期の1944年にタイムスリップ。当時実在した親戚として生きていくこととなり、戦争下の人々と触れあいながら、遊園地のあるべき姿に気づいていくという物語。河合と辰巳の2人が共演するのは19年ぶりとなる。

伝えたい思いについて河合は「戦争の結果を知っている状態で戦争時代に行く。そこでどうその時代の人たちと話し合うのか。僕が1人でタイムスリップするというよりは、見に来てくださる方を引き連れてタイムスリップできればいいなと」と話した。

1944年の遊園地で働く従業員を演じる辰巳は「戦時中を生き、男として何を守るのかを大切にしている男」と話し、伝えたい思いとして「明日がどうなるか分からない中で、いまをしっかり生きることを演じたい」と話した。

2人で歌とダンスを披露するシーンもある。河合は「2人で歌うのはカラオケぐらしかないかな。2人で歌ったことはない、踊ったこともない」と振り返ると、辰巳は「かつて一緒に住んでいたことがあった。そのときは鼻歌でよくハモっていた。2人だけは初めて」と明かした。

榎本孝明、SKE48惣田紗莉渚らも出演する。