脳科学者の茂木健一郎氏(56)が、NHKニュース番組「おはよう日本」で報じられた一部ニュースの内容を受け、テレビ報道のあり方に疑問を呈した。

19日放送の同番組は、経済ニュースコーナー「おはBiz」で、叱られ慣れていないと言われる今どきの大学生に「正しい叱られ方」を大学が教える取り組みが始まっていると紹介。大学生が参加した講習会のVTRも放送された。

茂木氏は同日更新のツイッターで、この講習会や、報道した同番組について「ひどい内容。『チコちゃんに叱られる!』のような批評性もユーモアもない。研修をしている人たちや、報じている人たちが自分たちは真面目に有意義なことをやっていると思いこんでいる点が救いがない」とバッサリ。「NHK報道、地上波テレビ全体の『頭のOS』が古すぎて時代に取り残されている」と批判し、「これは悲劇か、喜劇か」と皮肉を込めた。