ワールドツアー開催中の韓国の男性7人組ヒップホップグループ、BTS(防弾少年団)が20日、追加公演を発表した。

5月から7月にかけて米、英、仏、日本などの8地域10公演をスタジアムで行う。

英公演を行うウェンブリー・スタジアムは、ロックバンド「クイーン」を題材にした映画「ボヘミアン・ラプソディ」のライブシーンでも大きな話題になっている場所。映画も壮大なシーンに仕上がっているが、BTSも9万人を動員する予定で圧巻のステージが期待される。

日本公演は7月6、7日に大阪、同13、14日に静岡で実施。各公演とも5万人の動員を見込んでいる。

メンバーはコメントも発表した。「(13年12月に行った)渋谷O-WESTでのショーケースがつい昨日のように感じます」と、14年6月に日本デビューをする前に行った日本初ステージを懐かしく振り返り、「今年、東京ドームなどでの初ドームツアーを終えて、スタジアムツアーが開催できて本当にうれしくて幸せです」と喜びを語った。

そして「いつももっと大きいステージに立てるようにたくさんの愛と応援を送ってくれているARMY(ファンの総称)にものすごく感謝しています」とファンへの思いを伝えた。

最後は「スタジアムのステージにふさわしい音楽とパフォーマンスを頑張って準備してまた会いに行きます。たくさんご期待ください!」とファンとの再会を待ちわびていた。

BTSの世界的人気は、音楽業界の枠を超えて、韓国の観光客増や輸出拡大に貢献。17年の経済効果は5兆5600億ウォン(約5500億円)に上るとの試算を民間シンクタンクが発表している。