21日に放送された杉咲花(21)主演のテレビ朝日系ドラマ「ハケン占い師アタル」(木曜午後9時)の6回の平均視聴率が9・5%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回は12・1%でスタート。前回まで全話2ケタをキープしていた。

イベント会社を舞台に、他人の悩みや原風景などあらゆるものが見える派遣社員のアタルが、その特殊能力で正社員たちの悩みを解決していくコメディードラマ。

共演は小沢征悦、志田未来、間宮祥太郎、志尊淳、野波麻帆、板谷由夏、若村麻由美、及川光博。「家政婦のミタ」脚本家の遊川和彦氏が、脚本のほか初めて連続ドラマの演出を担当する。

謎の占い師、キズナ(若村)の前に、「シンシアイベンツ」制作Dチームの課長、大崎結(板谷)が現れる。かつてないほど疲れ果て、抜け殻のような姿だった。

2日前、大崎はいつものように中学生の息子から無視され、夫にも話を聞いてもらえず、ため息交じりの朝を迎えていた。そんな大崎に部長の代々木匠(及川)は、Dチームからリストラ候補者を1人選ぶよう命じる。しかしDチームの面々は見違えるほど意欲に燃え、団結力を増している。誰ひとりとして切り捨てたくはないが断り切れない性格も相まって、代々木の命令を突っぱねられないでいた。そして、実情を伏せたまま部下と個人面談を開始する。ところがリストラのうわさを聞き付けた部下たちから詰め寄られてしまい、大崎は葛藤と重圧にむしばまれていく。