千葉県知事で“青春の巨匠”として知られる森田健作氏(69)のデビュー50周年を記念した特別番組がニッポン放送で17日午後7時から放送される。タイトルは「青春の巨匠スペシャル 森田健作 青春の勲章は挫けない心!」。森田が同局のパーソナリティーとして登場するのは8年ぶり。

「ゲストでは何度か出演していただいていましたが、ようやくスケジュール調整が出来、50周年のタイミングで出演していただけることになりました」とはニッポン放送の瀬尾伊知郎編成局長。

森田健作は1969年に黛ジュン主演の映画「夕月」で俳優デビューしたが、その人気を決定的にしたのはデビュー2年目に出演した日本テレビ「おれは男だ!」(71年)だった。同時に主題歌「さらば涙と言おう」が大ヒット、さらに、続いて発売した「友達よ泣くんじゃない」はオリコン2位を獲得するなど大ヒットとなった。

今回、俳優・歌手として活動してきた森田の50年の足跡を俳優で「森田健作の大ファン」を自負する京本政樹(60)と、“青春ドラマ”では森田の先輩にあたる剛たつひと(70)をゲストに招き1時間にわたってクローズアップしていく。

京本は「僕は森田さんの出た青春ドラマに憧れ、この世界に入った」と言い、剛と共に当時の思い出やエピソードを語った。また、番組では「さらば涙と言おう」をラジオでは初めて“生歌”で、京本とのデュエットで披露した。「50周年を迎え、コンサートでもないのに、まさか京本とラジオで歌うなんて思ってもみなかった。ただ、声が似ているから、どっちが歌っているのかわからないかもしれないな」と森田は苦笑いしていた。

また、その一方で森田は「阿久(悠)さんの詞は今の時代にも通じるものがあるし歌っても古さを全く感じない。誰もが口ずさめる。これこそが青春に年代はないという証だと思う」と持論を繰り広げた。