事故で脊髄を損傷し、車いすで活動している地下アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともか(27)が、事故から1年が経過し、「生きててよかった」と思いをつづった。

猪狩は11日更新のブログで「4月11日。あの日から1年が経ちました」と報告。「今日もとても風が強かったなぁ」と、事故当日の天候を思い出し、「この1年間は本当にめまぐるしかったです。入院生活もリハビリも、退院後の生活もお仕事も…。毎日毎日慣れないことばかりで。今でも戸惑うことはたくさんあります。どうしようもないいら立ちを家族にぶつけてしまうこともあります。私は皆さんが思ってくれているような強い人じゃありません。“乗り越えた”なんてことはなくて、今までもこれからも常に向き合っていくものなんです」とつづった。

それでも「ただ、一番思うのはやっぱり『生きててよかった』ということ。足が動かなくなっても生きてるから何だって出来る!!あの事故に遭っていなければきっと、パラスポーツとの関わりも新しい出会いも無かったと思います。だからといって事故に遭ってラッキーなんて思えないし、一生思うことはないだろうけど。新しい道が明るい場所でよかった」と前向きに受け止め、「今まで、たくさんの方に応援して頂きました。たくさんの方に支えて頂きました。いつも本当にありがとうございます」と感謝。「これからも一緒に歩んでくださるとうれしいです。いっぱいの笑顔や幸せを共有できますように。今後も前向きに明るく!頑張ります!!」とつづった。