口腔(こうくう)がんで闘病中で、16日に食道がんの手術を受けた堀ちえみ(52)が、舌を切除・再建したことによる会話の変化についてつづった。

堀は7日更新のブログで、発声のリハビリに励んだことを報告。「毎日リハビリは必ずやっていますが、日によって波があるのが、何とも言えないほど、もどかしい…」と吐露したが、少しずつ聞き取りやすくなってきているといい、「日々努力のみですね」と前向きな気持ちをつづった。

また、「舌癌の手術をしてから、言いたい事を直ぐに口に出すという事が、なくなりました。思った事も一度頭で噛み砕いて、よく考えてから話すようになりました」との変化も。「直ぐに口に出す事が出来ないから、そうなった訳ですが、この方が良かったんだと思います。悪気がなくても、弾みで言った言葉で、人を傷つけてしまうこともあります。でも上手く言葉に出来ないから、心の中で思った事も頭へ持っていき、伝えるべきか否かを、考え直すようになりました」という。

さらに、以前より他人の話に耳を傾けるようにもなったといい、「人が話をしているところに、割り込んでいく事が出来ないからです。こうなった事により、人の話を聞く事の大切さを知りました。以前よりも言葉で伝えられない分、目で見えるものや耳から聞こえるものが、研ぎ澄まされたような感じがするのも、こうなって得た事だと思います」と、前向きに受け止めた。