4人組ロックバンドKANA-BOONは19日、公式ホームページで、ベースの飯田(めしだ)祐馬(28)が精神的な病気のため、一時音楽活動を休止することを発表した。当面は3人で活動していく。

飯田をめぐっては今月13日に、同5日から音信不通状態で、家族が警察に捜索願を出していることが明らかになった。同15日深夜、本人が自宅に帰宅したことが確認された。飯田は憔悴(しょうすい)した様子だがケガなどはないとし、同17、18日は病院で精密検査を受けていた。

発表によると、このほど所属事務所が飯田本人と話し合いの場を持ったといい、一時音信不通になった理由として「音楽活動の中での、個人的な不安やプレッシャーが原因であったと確認することができました」。また話し合いの中で、飯田の体調が不安定だったとし、「医療機関にて受診したところ、精神的な病気だということがわかりました」と明かした。

飯田は治療に専念して、音楽活動を休止する。今後については「本人が心身共に健康な状態に回復するのを待ってから、改めて話し合う予定です」としている。

同バンドは、今月23日の東京・渋谷WWW X公演を予定。今夏や10月にも音楽フェスなどイベントの出演も決まっているが、当面はサポートベーシストを迎えて、3人で活動していく。復帰に関しては本人の体調を見て相談しながら、判断していくという。