NHKは28日、大河ドラマ「いだてん」(日曜午後8時)の新たな出演者に俳優仲野太賀(26)と中村七之助(36)の2人が決まったと発表した。仲野は金栗四三の弟子で、マラソン選手の小松勝、中村は、昭和の大名人の落語家三遊亭圓生を演じる。

仲野は「『いだてん』が制作発表されたその日から、出演をずっと熱望していました。念願かない、大変うれしく思ってます。人の意志は受け継がれ、それは時代をつなぎ、愛にあふれている。宮藤官九郎さんのすばらしい脚本を読むたび、この壮大な人間賛歌に胸を打たれまくってます。『いだてん』という長いレースで、これまでたくさんの方々が必死で走り、僕の手元にも回ってきた襷たすきを次の人へとつなぐべく、全力疾走で自分の役目を果たしたい」とコメント。

 

七之助は「宮藤官九郎さんの脚本、そして兄が主役の作品への出演が決まりうれしいです。三遊亭圓生さんと聞き、これは大変だなと思っています。落語家、それも大名人ですし、すぐにおいそれとできる芸ではないので、圓生さんの落語を聴きこみ、試行錯誤を重ねながら稽古をしています。『いだてん』はまさに“宮藤ワールド”! 出演している方々もすばらしく、すべてがそろった作品なので、自分の出演で壊さないよう、一生懸命やりたい」とコメントした。