アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で涼宮ハルヒ役を務めた声優で女優の平野綾が、京都伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」での放火事件を受け、「本当に悲しいです。悔しいです。負けないでほしいです」との思いをつづった。

平野は22日、ブログを更新。「まずは今回の件で被害に遭われた方々、御家族の皆様の心が癒える日が一日も早く訪れるよう願うと共に、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します」と悼み、「まだ現実を受け入れられずにいます」と吐露した。

同社が制作した「涼宮－」や「らき☆すた」で声優を務めた。「私の人生で最も影響を与えた作品たち。この作品がなかったら今の私はいません。会社にもお伺いしたことがあり、皆さん本当に暖かく、アットホームな雰囲気でひとつの作品を作る感覚があり、どの作品もその暖かさで溢れていて、いつも心が満たされました。たくさん相談させていただいたし、一緒に悩んだり心から笑ったり、作品作りを通してたくさんの感動を共有させていただきました」と同社への思いをつづった。

今回の事件に「アニメは日本の文化です。熱意と才能に溢れたクリエイターの皆様、そして文化や芸術が、このような理不尽な悪意によって破壊されることなど、絶対にあってはなりません。今回のことで常識や信念を覆されたように思います」と平野。「被害に遭われた皆様の一日も早い回復を心からお祈りしています。祈るしかできないけれど、強く強く願います。色々な感情を押し殺していますが、本当に悲しいです。悔しいです。負けないでほしいです。上手く言葉にできなくてすみません」とつづった。