ジャニーズJr.内グループTravis Japanが6日、都内で、初の単独主演舞台「虎者(トラジャ) -NINJAPAN-」(11月2日初日、東京・サンシャイン劇場など)の製作発表会見に出席した。

先月亡くなったジャニー喜多川氏(享年87)が企画・構成を、滝沢秀明氏(37)が構成・演出を手がける。今年1月頃からあったジャニー氏の構想を受け、滝沢氏が具体化した。舞台作品のタイトルを初めて名付けた滝沢氏は、「ジャニーさんらしさを残そうと考えました」と明かした。

同作には近未来の忍者が登場し、究極の家族愛を描く。持ち味のダンスを披露するショーステージもある。宮近海斗(21)は「単独主演舞台は目標でもあり夢でもあったのでとてもうれしい。まずは日本で成功させて、海外に羽ばたいていければ」と話し、川島如恵留(24)は「ジャニーズJr.大戦国時代の今、時代の幕を開けるのは自分たちだという気持ちで精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

会見後、滝沢氏は「ジャニーさんからは世界を夢見ているとずっと聞いていたし、夢の続きをしっかりとつないでいきたい。まずはTravis Japanにその夢を託そうと思い、この作品が生まれました。責任重大ですね」とメンバーを激励。宮近は「責任を背負って、滝沢くんが想定している以上のものを返していきたい」と誓った。

◆Travis Japan(トラビス・ジャパン)ジャニーズJr.7人組グループ。米演出家で振付師のトラビス・ペイン氏からレッスンを受けたメンバーらが集まり、12年に結成。舞台「PLAYZONE」などに出演し、嵐やタッキー&翼らのバックダンサーも務めた。振り付けをそろえた「シンクロダンス」が特長。YouTubeのジャニーズJr.公式チャンネルでは毎週木曜に動画を投稿。