俳優三浦春馬(29)主演のフジテレビ系連続ドラマ「TWO WEEKS」(火曜午後9時)の13日放送の第5話の視聴率が6・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と14日、分かった。前回の5・4%より0・8ポイント、アップした。

初回から8・4、5・9、6・4、5・4%だった。

関西地区は8・4%と、前回の10・1%より1・7ポイント、ダウンした。

三浦が演じる結城大地は、8年前に殺人未遂容疑で捕まり、5年間服役した過去を持つ。人生に希望を持たず、毎日を刹那的に過ごしている。ある日、結城が店長をしている質店に、かつて別れた元恋人の青柳すみれ(比嘉愛未=33)が現れる。結城との間に8歳になる娘のはな(稲垣来泉=8)を産んでいたこと、はなが白血病であることを告げられる。検査の結果、骨髄が適合して、結城は正式にドナーとなる。だが、その直後に、ある人物の策略によって、結城は殺人のぬれぎぬを着せられて逮捕されてしまう。はなへの移植手術は2週間後…。結城は警察の隙を見て護送車から脱走する。

第5話で、警視庁桜田西署の刑事・有馬海忠(三浦貴大)の発砲により、結城(三浦)が海へ転落した。警察は逮捕のチャンスとばかりに必死になって行方を追うが、翌日になっても足取りはつかめず、水死の可能性も視野に入れ始める。一方で、東京地検港南渋野検事・月島楓(芳根京子)や柴崎コーポレーション社長・柴崎要(高嶋政伸)、結城の元恋人で現在は有馬と婚約中の青柳すみれ(比嘉愛未)もまた、結城の行方をめぐり、それぞれ焦りと不安を覚える。

港に打ち上げられ、なんとか命拾いした結城は室岡峻治(村上淳)・晴人(鳥越壮真)親子に助けられる。目を覚ました結城は、ケガの手当てをしてくれた室岡に礼を言うが、その顔を見てハッとする。男は、9年前に柴崎の元から逃げ出し、結城が殺人未遂の罪で服役するきっかけを作った人物だった。

その頃、結城の安否が分からずに絶望するすみれのもとに、楓が訪ねてくる。「真実を解き明かしたい」という楓の力強い言葉にわずかな望みをかけたすみれは、結城が電話で無実を訴えていたことを明かす。そして、結城をドナーとして骨髄移植手術を受ける予定だった、白血病の娘のはな(稲垣来泉)のために、結城を助けてほしいと懇願する。すみれの話から、結城の言葉の信ぴょう性が高いと判断した楓は、結城が逃げながら冤罪(えんざい)を晴らそうとしているのではないかと考えた。