女優の木内みどりさんが18日、急性心臓死で亡くなった。69歳だった。木内さんの公式ツイッターが21日、発表した。木内さんの娘の頌子さんが、父で元参院議員の水野誠一氏のフェイスブックで、母の死について「怖いほど悲しい気持ちでいっぱいです」と悲しみを吐露した一方「母自身もこの終え方を気に入っていると思います」ともつづった。

木内さんは18日に、収録を行った広島市で朗読の収録終了後、懇親会で飲んだ後、散歩をしながらホテルに戻った後、亡くなったと水野氏が明らかにした。頌子さんは「母が亡くなりました。あまりに突然のことにぼんやりしながら、怖いほど悲しい気持ちでいっぱいです。でも、ひとり旅先ですっといなくなってしまうなんていかにも母らしく、70代にならず潔くいち抜けするところがかっこよくて、その見事さに少し笑ってしまったし、母のことをこれまで以上に大好きになりました」とつづった。その上で「きっと母自身も『わたしも驚いた!』と言いつつも、この終え方を気に入っていると思います」と、亡くなった母の思いを代弁した。

頌子さんは「母と親しくしてくださっていた皆様、ありがとうございました。よろしければ、お別れ会で、皆様から見た母のことを聞かせてください」と、父がフェイスブックで20年にも行う意向を示した「木内みどり・お別れ会」で、母の友人、関係者と語り合うことを望んだ。