タレント麻木久仁子(57)が、首相主催の「桜を見る会」に反社会的勢力が出席していたとの疑惑をめぐり、「いくらなんでもいいかげんすぎる」と批判した。

麻木は27日、ツイッターを更新。政府が招待者名簿を廃棄したことを「公文書を捨てる国家は、その正当性を自ら捨てている。そのような行為を許すなら、近代国家、民主主義国家の看板を下ろすしかない」と厳しく非難し、「一愛国者として、忍びない限りです」と嘆いた。

反社会的勢力が出席していた可能性を菅義偉官房長官が否定せず、「(反社会的勢力)の定義は一義的に定まっているわけではない」と発言したことについて、「現状、定義できないなら、共謀罪だの、テロ対策だの、なんだかんだの警備だの、どうやって実行するの?って話になってしまうよ。だって『誰が誰だかわからない、定義がないので』。仕事を奪われた芸能人は、なんで仕事を奪われたの?」と、芸人の闇営業問題を引き合いに出して疑問を呈し、「いくらなんでもいいかげんすぎる。この国の根幹をつかさどる権力機構がこんなにいいかげんなら、社会の隅々まで、どう秩序をまもるのか」とした。