ロンドンブーツ1号2号が30日、東京・表参道のwall&wallで復活ライブ「family」を行った。闇営業問題で謹慎していた田村亮(48)は昨年7月20日に雨上がり決死隊・宮迫博之(49)と開いた涙の会見以来、194日ぶりの復帰となった。ライブ後、亮は相方の田村淳(46)とツーショットで会見を開いた。

ライブで淳は、昨年11月にロンブー復活のために設立した株式会社ロンドンブーツ(L社)の社長としての苦労を明かした。「渋谷のFM局にYouTubeの『ロンブーチャンネル』のステッカーを張ってもらうように頼みに行った時に『仕事をください』と言ったら『いいんですか、出てください』と言われた。他にも4人でやる誕生会にきてくれとかの依頼が来ている」とL社所属となった亮を売るために奮闘している様を話した。

会見では「舞台では相方だから『淳』でいいけど、裏では『社長』と呼ぶようにさせている(笑い)。社長になって(吉本興業の)岡本(昭彦)社長の気持ちが分かった」と話した。

亮と宮迫は昨年7月20日に、岡本社長の「テープ回してないやろな」などとパワハラとも言える発言を会見で糾弾した。岡本社長は同22日に会見して「冗談のつもりだった」などと話した。淳は「言った、言わないじゃない。事の発端は2人(亮と宮迫)がうそをついたこと」と話した。

亮は吉本興業に対する思いについて「淳が吉本との間に立って動いてくれた。僕が戻れるように動いてくれた人がいたことも聞いています。大変感謝しています」。淳は「100%わだかまりがなかったら、吉本興業所属で復帰している。(極楽とんぼの)加藤浩次が作ってくれた、エージェント契約にL社が続いて、いろいろな契約形態ができるようになれば」と話した。

昨年6月に発覚した反社会的勢力との闇営業問題で、亮は当初、宮迫らとともにギャラの受け取りを否定したが、実際は受け取っていた。その後ギャラの受け取りが明らかになり謹慎処分となった。早期の会見で真実を発表することを望んだ亮、宮迫サイドと吉本興業が対立。吉本興業は同7月19日に宮迫の契約解消を発表。亮は、そのまま謹慎を続けていた。

ロンドンブーツは復活に向けて、昨年11月に淳が代表取締役の株式会社ロンドンブーツ(L社)を設立した。今月10日に亮の謹慎解消が、吉本興業から発表された。今後はL社が吉本興業と専属エージェント契約を結び、亮はL社の所属タレントとして所属する。淳は、吉本興業所属のままで活動する。