ヘンリー王子とメーガン妃夫妻に、米大手投資銀行ゴールドマン・サックスから講演依頼の話が持ち上がっているとの報道が浮上。PR業界の第一人者も夫妻が将来、“1000億円規模の帝国”を築き上げると予測していることがわかった。

先週、JPモルガン主催の投資サミットでの講演で、100万ドル(約1億1000万円)の報酬が支払われたと報じられている夫妻だが、英ミラー紙によると、昨年11月にはすでに、ゴールドマン・サックスとの間で最初の話し合いが持たれていたという。同紙は、「夫妻が王室離脱発表前に、将来の経済的自立について検討していたことを示唆するもの」としている。

同紙は、ヘンリー王子夫妻が同投資銀行主催の「Talks at GS」シリーズに、著名人スピーカーとして招待される話し合いだった可能性があると報道。情報筋らは、講演者にお金が支払われることはないが、同銀行との将来的なパートナーシップへの道筋を作ることになるとしている。

同シリーズでは過去にオスカー女優のグウィネス・パルトローや、オンラインストレージサービスDropboxのCEOであるドリュー・ヒューストン氏らが講演を行っている。

王室内部関係者も同紙に、ゴールドマン・サックスから話があったことを認めたものの、あくまでも、ヘンリー王子のチャリティー後援の一環としての内容だったと主張しているという。

ミラー紙は、王子夫妻が大企業とのパートナーシップを追い求める傾向は、英国王室のブランドを汚すことを恐れる王室内部関係者らに警告を与えると同時に、夫妻が“経済的自立”により、当初の予想よりはるかに大きな富を得られるサインでもあると報じている。

PR業界の第一人者マーク・ボルコウスキー氏は同紙に、「夫妻は、講演や親善大使などの仕事でばく大なお金を稼ぐだろう。それらの契約は総額10億ポンド(約1427億円)にも上ると予想される」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)