NHKは13日、歌手竹内まりや(64)が出演する「竹内まりや Music&Life特別編~いのちの歌の物語」を24日午後10時50分から放送すると発表した。

昨年デビュー40周年を記念して放送された「竹内まりや Music&Life」は、貴重な映像や率直な言葉で語られる、飾らない生き方が、大きな反響を巻き起こした。「第70回NHK紅白歌合戦」に初出場し、その歌声が感動を呼んだ。今回は、「Music&Life」の特別編として、紅白で話題となった「いのちの歌」を特集するという。

紅白では、「未来をつなぐ命のメッセージ」特別企画として、数ある名曲の中から、竹内自身で「いのちの歌」を選び、歌唱した。紅白では事前に、この歌にまつわるエピソードをホームページで募集。400通を超えるメッセージが送られていた。メッセージには、出会いや別れ、後悔や喜びなど、人生の大切な出来事や思いがつまっていた。

今回の番組では、全国から寄せられたエピソードを取材。全校生徒12名の大分県竹田市の小学校。今年2月の閉校式で、子供たちは、地域の人々への感謝の気持ちを込めて「いのちの歌」を歌った。北海道留萌市の2代目菓子職人は、先代の心と技を受け継いでいきたいと、先代への思いを胸に、この歌を紅白で聞いていた。そして、8歳の息子を亡くし、悲しみにくれていた中、「いのちの歌」に出会った女性の思いなど、それぞれの「いのちの歌の物語」から、この歌が持つ力を解き明かしていく。

さらに、11年前に連続テレビ小説「だんだん」の劇中歌として生まれた「いのちの歌」の誕生秘話を、作曲者の村松崇継さんや、歌唱した三倉茉奈、佳奈が語る。

最後は、紅白で、竹内はどんな思いで同曲を歌唱したのか、去年の紅白の貴重なメイキングを交えて「いのちの歌」をフルコーラスで放送するという。