俳優志賀勝さん(本名・亀山勝彦)が、3日午後8時14分に、拡張型心筋症のため入院していた京大医学部付属病院で亡くなった。78歳だった。業務提携していた「ウォークオン」が4日、発表した。

同社によると、志賀さんは16年前から拡張型心筋症を患っており、10年前からはペースメーカーを入れて生活していたというが、仕事は続けていた。近年は入退院を繰り返していたといい、最後は妻ら家族に看取られたという。通夜は6日午後7時、葬儀・告別式は7日午前10時から京都市内の「セレマ天神川ホール」で営まれる。喪主は長男の亀山大さん。

志賀さんは、60年代から時代劇ややくざ映画などで欠かせない存在として活躍。「仁義なき戦い」シリーズや「借王」シリーズをはじめ、「フラガール」など映画やドラマに数多く出演。「東映ピラニア軍団」の一員として、「欽ちゃんのドンとやってみよう!」にレギュラー出演し、歌手としても活動した。

志賀さんの大のファンで、ものまねも披露していた野性爆弾のくっきーは「ビーバップハイスクールでガキの頃、強烈な印象を受けて以来、圧倒的に虜になりました。芸人になり初めてお会いさせてもろた時も強烈にカッコいい漢でした。新大阪に財布も持たずチケットだけで黄色の上下のスエットで現れたときは流石だと心の中で拍手したものです。仕事終わり飲みの席にご一緒させてもらった時は帰り際、飲み放題で余った焼酎を水筒に入れ帰っていく姿はどこか男くさく可愛くてとても愛すべき方でした。モノマネをさせてもらってましたがリスペクト以外のなにものでもないです。天国にいてはるか地獄にいてはるかわかりませんが僕が行く時は水筒に焼酎を入れてご挨拶にいかせてもらいます。そんときはまた芝居、歌の話をきかせてください。めちゃくちゃ素敵な漢 志賀勝様。おつかれさまでした」と悼んだ。