お笑いコンビ、ナインティナイン矢部浩之(48)が4月30日深夜放送のニッポン放送「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(木曜深夜1時)で、相方の岡村隆史(49)を公開説教した。

岡村は同23日の放送でコロナウイルス騒動後に、経済的な理由で女性が風俗入りする可能性をあげて、「いい子が入るから、今は風俗を控えましょう」と呼び掛け、批判を浴びていた。この日の冒頭に「僕の発言で、たくさんの人たち、特に女性の人たちに不快感を与えたことを深くおわびします。本当に申し訳ございません」と謝罪した。

矢部は番組開始から40分後に登場。「情けないやろ。公開説教しよと思って。自己プロデュースで“風俗キャラ”も作ってきた。電波に乗せて、そういうことを言って大問題。致命的やと思う。俺は40(歳)までフラフラしてたけど、結婚して気付いたの。女の人ってすごいなと。景色を変えた方がいい。結婚したら」と勧めた。岡村は「これをきっかけにと言ったら、傷ついている方に申し訳ないけど、チャンスをもらえたら」と話した。

同番組は94年4月にコンビでスタート。矢部は13年3月に元TBSのフリーアナウンサー青木裕子と結婚。翌14年3月に長男が誕生したこともあり、14年9月いっぱいで同番組を降板。その後は岡村1人になり、暴走するボケに突っ込む人間がいなくなった。矢部は「甘えがドンドン重なって、今回のことや。注意してくれる人がいなくなった」と指摘。それでも「ミスは誰でもあるし、ミスした後が大事。この後の岡村隆史、ナインティナインを見てもらいたい」と再出発を誓った。

ナインティナインは、96年10月から21年半続いた、メインを務めたフジテレビのバラエティー「めちゃ×2イケてるッ!」が18年3月に終了。その翌月に日刊スポーツのインタビューに応じた矢部は、岡村について「幸せな家庭を持ってほしい。あと“ナイナイのお笑い番組”というのが、僕以上に相方には必要だと思う。仕事でも、プライベートでも次のステージに行けたら」と相方への愛を語っていた。

大阪・茨木西高サッカー部の先輩後輩。90年の結成から30年。次は、新しいナイナイを見せてくれるはずだ。