16年6月に覚醒剤と大麻所持容疑で逮捕された、元俳優の高知東生氏(55)が、俳優復帰することを11日、自身のツイッターで報告した。

高知氏が出演するのは、ツイッターの「ギャンブル依存症問題を考える会」アカウントで放送される連続ドラマ「ミセス・ロスト~インタベンショニスト・アヤメ」(14日午後9時開始)で、ギャンブル依存症の本人役という。

高知氏は「いろんな方から応援と後押しを頂いて、俳優の仕事をまたやることができました。監督から花束を受け取った時はうれしくて思わず泣きました」と撮影を振り返りつつ「事件を起こした俺と仕事をすることはリスクがあるにも関わらず、共演してくれた青木さやかさん、鈴木まりやさん、そしてスタッフの皆様方に心から感謝しています」と共演者への感謝をつづった。

また、薬物依存と戦う仲間も出演を喜んでくれたといい「自分が復帰することで『希望をもらえた』と喜んでくれた、薬物依存の息子さんを持つお母さんの言葉。とてもありがたくうれしかったです。このTwitterドラマがまた依存症で悩むご家族の役に立てるよう願っています」。

高知氏は15年6月に俳優引退、16年6月に覚醒剤と大麻所持容疑で逮捕され、同年9月に懲役2年執行猶予4年の判決を受け、今年9月に執行猶予が明ける予定だった。今年3月に厚労省主催の「依存症の理解を深めるための普及啓発イベント」に出席した際には、俳優復帰について「僕を必要としてくれるなら。実はオファーがあって、撮影も、もう済んでいます」と、撮影を行っていたことを明かしていた。