4月から間質性肺炎のため休養していた吉本新喜劇の未知やすえ(56)が、7月2日に仕事復帰することになり、28日、所属の吉本興業が発表した。

未知は、3月下旬頃から体調不良を訴え、新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、4月に入って入院。順調に回復し、同月27日に退院した。その後は、自宅療養を続け、担当医から復帰許可が出たため、7月から活動再開を決めた。

関西の人気生情報番組、MBSテレビ「ちちんぷいぷい」金曜日レギュラーを務める未知は、在阪テレビ、ラジオ局でレギュラー5本を持つ売れっ子。3月31日午前のMBSラジオ「松井愛のすこ~し愛してハート」への出演を終え、休養に入っていた。

この日、所属事務所を通じて「4月1日から入院を1カ月弱、自宅療養を2カ月、たくさんの方々にご心配、ご迷惑をおかけいたしました。7月より大好きなお仕事に復帰することになりました。お仕事ができることに感謝して、頑張ります」とコメントした。

未知は漫才コンビ解散後の84年に新喜劇入り。往年の看板女優山田スミ子さん(故人)ばりに、温厚な性格を一変させるキレ芸で、立ち位置を確立した。河内弁を駆使し「お前の頭、スコーンと割って、ストローで脳みそ、ちゅーちゅー吸うたろか」「鼻の穴から割り箸突っ込んで、下からカッコンしたろか、ワレ~」。多様なフレーズでどう喝する芸風は、貴重なキャラクターになっている。