日本テレビ「24時間テレビ43」(22、23日放送)の全枠の世帯平均視聴率(関東地区)が15・5%(個人8・8%=歴代12位タイ)で、歴代19位タイだったことが24日、ビデオリサーチの調べなどで分かった。

瞬間最高視聴率は番組終了直前の午後8時51分で27・6%(個人18・1%=午後8時52分)だった。

22日の午後9時ごろから午後11時ごろまで放送されたスペシャルヒューマンストーリー「誰も知らない志村けん-残してくれた最後のメッセージ-」は22・6%(個人13・7%)と高い数値を記録した。

今年のテーマは「動く」。“新しい日常の1回目”というコンセプトで、コロナ禍の中、さまざまな新しい対応がとられた。会場の東京・両国国技館は無観客。同番組の目玉企画で恒例のチャリティーマラソンは行わず、深夜早朝帯は事前に収録したものを放送した。対面での募金もやめて、キャッシュレス募金を強化するなど、感染予防対策を徹底。生放送でもリモート出演などが活用された。

メインパーソナリティーはV6井ノ原快彦(44)NEWS増田貴久(34)Kis-My-Ft2北山宏光(34)ジャニーズWEST重岡大毅(27)King&Princeの岸優太(24)の5人が務めた。

個人視聴率は、ビデオリサーチが今年3月30日から公表している視聴データ。何人がテレビをつけていたかなど、個人に焦点があたり、従来の世帯視聴率よりも正確なデータとなっている。昨年の全枠の世帯平均視聴率は16・5%だった。