韓国の男性7人組ヒップホップグループ、BTS(防弾少年団)の最新デジタルシングル「Dynamite」が、米ビルボードの総合シングルチャート「HOT100」で初めて1位を獲得した。2日、「Dynamite Online Global Media Day」と題したオンライン会見を行い、喜びを伝えた。

これまでのグループの同チャート最高位は4位だった。同チャートで韓国アーティストが1位を獲得するのは初めてで、アジア出身で非英語圏歌手としては、坂本九さんの「上を向いて歩こう(SUKIYAKI)」以来、57年ぶりとなった。

発表の1日がちょうど誕生日だったジョングク(23)は「チャートを確認した時に、今僕が見ているページが本物か? と思いました」。1位獲得を知って涙したというジミン(24)は「一度は(1位に)なりたいと思っていましたが、今は実感がわきません。ともに頑張ってくれたメンバーや、ARMY(アーミー=BTSファンのこと)の皆さんに感謝を伝えたいです。すぐ皆さんの前でステージに立ちたいと思いました」とそれぞれ喜びを伝えた。

「Dynamite」はコロナ禍で大変な時期を過ごす各国のファンに活力を伝えたいという思いが込められたディスコポップジャンルの英語曲。RM(25)は「大きなメッセージということではなく、ただ楽しめることが力になるんだと思いました。それが通用したのではないかと思います」と話した。13年にデビューして7年目の快挙に、ジェイホープ(26)は「7年前の自分に、本当に頑張ったね、その努力は裏切らないよと言いたい。この場を借りてメンバーにも愛してるよと伝えたいです」と感慨深げだった。

今後について、ジミンは「新型コロナウイルスが収束されるために頑張ってくださる方がいます。少しでも気分転換できるようなことだったり、私たちができることを継続してやっていきたい」。同グループは、今年1月の「第62回グラミー賞」で韓国アーティストとして初めてパフォーマンスを披露しているが、シュガ(27)は「いつかグラミーの舞台に(ノミネートされて)単独で立って、歌うことが目標です」とさらなる目標を掲げた。