12月4日発売の漫画「鬼滅の刃」最終23巻の初版発行部数が395万部となることが25日、分かった。出版元の集英社が発表した。コミックス1~23巻の累計発行部数は、電子版を含めて1億2000万部を突破する。

最終23巻につけられる帯の裏面で、原作者の吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏が手掛けた初の原作画集「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴画集-幾星霜-」と「鬼滅の刃公式ファンブック第二弾 鬼殺隊最終見聞録(仮)」が、21年2月4日に同日発売の予定だと発表された。

「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴画集-幾星霜-」は、主人公竈門炭治郎(かまど・たんじろう、声=花江夏樹)たちの鬼殺の道を、カラーイラストでたどる。カバーは完全描き下ろしで、画集限定の未発表&描き下ろしモノクロイラストも15点掲載される。イラストへの吾峠氏のコメントも多数、収録されるほか、両面描き下ろしポスターもつく。

「鬼滅の刃公式ファンブック第二弾 鬼殺隊最終見聞録(仮)」は、鬼殺隊の始まりから終わりまでをつづった最後の伝聞録になるという。舞台となった大正時代の「コソコソ噂話」や炭治郎たちのその後、鬼たちの「あの時」のことなどを描いた、吾峠氏の描き下ろし漫画を掲載する。

さらに「鬼滅の刃」執筆の裏話をつづった、吾峠氏の実録漫画に加え、23日に興行収入(興収)259億円を突破した「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)の入場者先着450万人に配られた入場者特典「煉獄獄零巻」に掲載された、炎の呼吸を使う炎柱・煉獄(れんごく)杏寿郎(声=日野聡)を描いた特別読み切りも掲載。付録として、ミニゲームと特製しおりもつく。

最終23巻発売と同日の12月4日には、吾峠氏監修の下、漫画家・平野稜二氏が描いた「鬼滅の刃 冨岡義勇外伝」と「煉獄杏寿郎外伝」が収録された「鬼滅の刃 外伝」も発売される。炭治郎たちを描いた4コマ漫画「きめつのあいま!」も収録。帯とおまけページには、吾峠氏からの感謝のコメントと描き下ろしイラストも掲載される。「週刊少年ジャンプ」のスピンオフ作品史上初の、初版100万部を発行する。