コロナ禍の中、多くの視聴者に勇気や感動を与えたNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜午前8時)が、27日放送の第120回で本編の最終回を迎える。

最終回は“「エール」コンサート”と題して、同作で活躍した人気キャラクターが総出演のカーテンコールをNHKホールからお茶の間に届ける。司会を務めるのは、窪田正孝演じる主人公の古山裕一だ。

ラインアップは以下の通り。

「とんがり帽子」=御手洗清太郎、藤丸、夏目千鶴子、「モスラの歌」=藤丸、夏目千鶴子、「福島行進曲」=御手洗清太郎、「船頭可愛いや」=佐藤久志、ギター村野鉄男、「フランチェスカの鐘」=藤堂昌子、「イヨマンテの夜」=岩城新平、「高原列車は行く」=関内光子、「栄冠は君に輝く」=藤堂清晴、佐藤久志、「長崎の鐘」=指揮は古山裕一、古山音ほかオールキャスト、といった具合だ。

古山裕一を演じた窪田正孝は「一足早い紅白歌合戦のようでした。まさか、NHKホールでコンサートができるとは思ってもみなかったので、朝ドラでまた新しい挑戦ができたんじゃないかと思います。司会と指揮をさせていただきましたが、紅白の司会はこんな感じなのかと、疑似体験させてもらいました(笑い)」。関内光子を演じた薬師丸ひろ子は「まさか最終回がコンサートになり、古関裕而さんの歌を歌わせていただけるなんて…。そして『岩城さん、歌がうまいのよ』と光子のセリフでもありましたが、ドラマで歌うシーンのなかった岩城さんの魂のこもった歌に感動しました。とても幸せな時間でした」とコメントした。