女装の殺人鬼を描く異色の映画「恋するけだもの」が4日公開され、都内で舞台あいさつが行われた。

主演の田中俊介(30)は「2度と演じられないような、けもの化する気弱な青年役。めちゃくちゃ疲れたけど、その分楽しかった」と笑顔を見せた。殺人鬼役の宇野祥平(42)は「女装してみて、スースーして女性は冬いかに寒いかを実感した。ストッキングのデンセンも気になった」。紅一点の上のしおり(21)は「監督には何度も『死んだような目』を褒められました」とユニークな撮影を振り返った。

白石晃士監督(47)は「田中君の白目のむき方は見事だった。映画は快進撃を続けると信じている」と話した。