落語家桂宮治(44)が7日、都内で、真打ち昇進会見を行った。

5人抜きで、落語芸術協会(芸協)の抜てき真打ちは、会長を務める春風亭昇太(60)以来29年ぶり。30歳の時にYou Tubeで初めて落語を見て、31歳で桂伸治門下に入った。

宮治は「師匠に『その日の1番になれ』と教わり、それを守ってやってきました。お客さまに満足してもらえる、手を抜かない落語家になりたい。高座がパッと明るくなる師匠のようになりたい」と話した。

昇太は「(抜てきは)みんな納得してるだろうし、それに応えるのが抜てきされた者の宿命。頑張るしかない。やってくれると思う」と期待をかけた。

来年2月11~20日の新宿末広亭を皮切りに、浅草演芸ホール、池袋演芸場、国立演芸場などで披露興行が行われる。宮治は「新作を織り交ぜながら、これだけの引き出しを持ってるんだと思ってもらえるよう、いろんな引き出しを開けていきたい」と語った。

会見には師匠の伸治、芸協副会長の春風亭柳橋も出席。