昨年のM－1グランプリで、史上最高の681点を記録した王者「ミルクボーイ」の誕生から1年。同コンビが拠点とするお笑いの本場・大阪からは、今年は「アキナ」「見取り図」の2組が決勝に進出する。大阪組の意気込みを紹介。まずは「アキナ」です。

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アキナは秋山賢太（37）と山名文和（40）のコンビ。M－1決勝は4年ぶり2度目の登場になる。

秋山　今年は楽しいって思うことをそのままやれてるのが、今回良い結果につながったと思います。決勝戦は、どのコンビよりも僕らが一番楽しんで漫才を2本やってると思います。

山名　今年は大変な年になりました。自粛という仕事を全くしない、前代未聞の1歩も家を出ない時間を通して、僕たちは改めて漫才とコントが好きという、再確認できた時間になりました。自粛が明け、楽しく漫才していたその先に、決勝に進めたことは、ひじょうにナムアミな気持ちでございます。最後まで2人で楽しくできたらと思う所存でございます。久々の緊張とワクワクを持った時期を過ごしています。わけの分からぬ不安で、夜に突き落とされそうなこの時期。この空気、「気に入った！！」

08年にトリオ「ソーセージ」を結成。後に解散し、12年から秋山と山名のコンビ「アキナ」で活動している。コントから漫才まで幅広く活躍し、地元の大阪ではレギュラー番組も多数抱え、MCもこなす。

MBSテレビ「せやねん！」のレギュラーは6年目。同番組の大先輩トミーズ雅からは、同番組レギュラー6年でM－1に優勝し全国進出を果たした「チュートリアル」と、売れっ子になり東京進出した「千鳥」「かまいたち」も同番組出身で、番組キャリアは6年で卒業。アキナにも「6年目の法則」で、優勝へ向けてゲキを飛ばしている。

アキナは、M－1では15年準々決勝、16年決勝（5位）、17、18年準決勝。

キングオブコントは、14、15、17年決勝。

その他にも、15年「NHK上方漫才コンテスト」優勝、17年「NHK新人お笑い大賞」大賞を受賞している。

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◆秋山賢太（あきやま・けんた）1983年（昭58）6月24日、兵庫県川辺郡猪名川町生まれ。趣味は絵を描く。特技はサッカーで、学生時代は地域選抜に選ばれた。170センチ、58キロ。A型。02年NSC（吉本総合芸能学院）大阪校25期。ツッコミ担当。19年2月にABCの塚本麻里衣アナウンサー（33）と結婚。塚本アナは第1子妊娠中。

◆山名文和（やまな・ふみかず）1980年（昭55）7月3日、滋賀県東近江市生まれ。趣味は読書、少林寺拳法（小学校6年生で県大会2位、1級）、映画観賞、書道、墓参りがうまい。特技はバスケットボール。171センチ、67キロ。A型。03年NSC大阪校26期。ボケ担当。