元フジテレビでドラマ、映画のプロデューサーとして活躍、制作会社サンダーストームエンターテイメントグループ代表の宅間秋史氏が18日午後10時44分、食道がんのため亡くなった。65歳だった。通夜は20日午後5時から、告別式は21日午前11時から、いずれも東京・青山梅窓院で。

84年に結婚した、元フジテレビアナウンサーで初代「ひょうきんアナウンサー」として知られる女優の山村美智(64)が自身のフェイスブックを更新。食道がんと診断されてから1年半の闘病生活の間に13回の入院を繰り返し、最後は4カ月に及んだことを明かしている。そして「体力も心も限界の毎日だったけど、でも毎日一緒にいられたのは幸せでした。1人っ子同士で子供もいなかったから、私、今日からは、ひとりぼっち」とつづった。

宅間氏はフジテレビ時代に編成担当として、ドラマ「キモチイイ恋したい!」「もう誰も愛さない」「29歳のクリスマス」「ヴァンサンカン・結婚」などを担当。吉田栄作、安田成美らをスターに育て、大多亮常務、亀山千広BSフジ社長などとともに、80年代から90年代にかけて、フジテレビのドラマを支えた。