日向坂46が24日、クリスマスライブ「ひなくり2020~おばけホテルと22人のサンタクロース~」を生配信した。ライブの視聴チケットは9万5714枚売れ、推定30万人が視聴したという。

冒頭、佐々木美玲(21)が「ひなくり、いっくぞー!」と叫び、サンタ姿で「NO WAR in the future」「ドレミソラシド」をパフォーマンスした。クリスマスイブを舞台にしたファンタジー物語に沿って、ライブを展開していった。

テレビ東京系冠番組「日向坂で会いましょう」でMCを務めるオードリーの若林正恭(42)も、途中で登場する鳥のキャラクター「ポカ」の声優を務める形で“出演”した。また、4曲目の「まさか、偶然…」では、眼科系の病気のため休養していた松田好花(21)がサプライズでステージに復帰した。

本編後半にはメイド服姿に変身。「My fans」では火柱が上がる中でキレのあるパフォーマンスを披露した。続く「誰よりも高く跳べ!」の冒頭では、ライブの舞台「おばけホテル」にちなんで、マイケル・ジャクソンさんの「スリラー」のようなおばけポーズを全員で見せた。

アンコールでは「青春の馬」を披露。無観客での開催とはなったが、齊藤京子(23)は「ペンライトとかが客席に置いてあって。この光景が懐かしくて、じーんとしています」と笑顔を見せた。富田鈴花(19)は「炎(火柱)が出たじゃないですか。リハーサルの時にドキドキでした。でも、本番は、炎に負けないくらい暑い気持ちで頑張れたかなと思います」と笑った。

今年2月に加入した三期生で、クリスマスライブ初参加となった山口陽世(16)は、「こんなに大きなステージでやったのが初めてで。すごく歩くから移動とかも大変で、覚えるのも大変だったんですけど、日向坂に加入できて、本当に幸せだなって思います」と喜んだ。キャプテン佐々木久美(24)や加藤史帆(22)からは「いい子~! 泣いちゃう~」と感激されていた。

けやき坂46(読み:ひらがなけやき)時代から数えて3回目のクリスマスライブ。今月初の東京ドーム公演が行われる予定だったが、コロナ禍で来年に延期となった。佐々木久美は「2020年はいろんなことがあって、思うように活動できないことがあって。そんな中でメンバーの休養とかもあったりして、私たちにとってもたくさんの障害があった1年でした」と振り返り、「でもこうやって、24日のクリスマスイブをおひさま(ファンの通称)のみんなと過ごせて、すてきな機会をいただたのがうれしいです」と笑顔を見せた。

さらに「握手会とかのイベントができない中でも、応援してくださって、支えてくだっている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます」と感謝した。「2021年は、どうい状況になるか分からないですけど、やっぱりおひさまに会える1年になったらいいな、って思います。(体調不良で休養中の宮田)愛萌も帰って来て、22人で『ひなくり2021』を迎えたいなって思います!」と願った。

大みそかには2年連続となる「NHK紅白歌合戦」への出場も控えている。ラストに佐々木久美は「とっても楽しいクリスマスイブを過ごすことができました。すてきな思い出ができましたね。かぜをひかないように、暖かくして、新年を迎えてください!」と呼び掛けた。  【横山慧】